九州へ…現実逃避の孤独旅 (part22)





 先ほどの路面電車がありました。
今度は、いつ鹿児島へ来れるのか…
そういえば、超低床の新型路面電車を目撃しましたが、画像に残せず残念無念…
 駅構内には、九州新幹線「つばめ」が大体的にアピールしておりました。
鹿児島県民の象徴となる新幹線になるのでしょうか?

今後全通するまでの約10年間は、博多〜鹿児島間は、約2時間10分の所要時間となります。
今の787系「つばめ」の所要時間は、最速で3時間40分。かなり短縮できますね。
 土産物を買って、いよいよ、ホームへ向かいます。
これで、鹿児島ともお別れです。
駅内も九州新幹線に向け、きれいになっていました。
 14時10分過ぎ、いよいよ、九州最後に乗る、特急787系「つばめ18号」が入線してきました。

ご覧のように、客室乗務員が列車に向けて、礼をしております。「これからお世話になります」という意味で…。
この光景は、新幹線が出来ても見られるのでしょうか?
 まだ発車まで時間がありますので、車外を散策です。
こちらは、4号車、昔ビュッフェだった車両です。
ご覧のように、通常車両の窓枠となってしまいました。外から見る限り、ビュッフェの面影がないです。
 さて、最後のグリーン車に乗り込みます。
この通路を通って、グリーン席へ行くのもこの列車で最後です。

「つばめ」は定刻通り14時25分、西鹿児島を離れました。
電車が動き出すと、釘付けのように、車窓を見ておりました。
 発車後、いつものように、各種サービスを受けてから、こちらのアイスクリームを頼みました。
暑いですからね。アイスクリームは300円。お高いかもしれませんが、車内で食べるアイスはやはり良いものです。

高千穂牧場の牛乳でつくったバニラアイスクリームにしました。みかんのシャーベットもありましたが、やはり、バニラアイスにしました。
 まだ紹介していなかったのが…。
これが787系のグリーン車の座席です。これくらいまでリクライニングがします。

肘掛のところに、オーディオがあります。イヤホンを借りれば、音楽が聴けます。
あと、このリクライングは、2段あり、座席を見れば分かりますが、上部と下部がそれぞれリクライニングするのです。
 わたくしは、いつもこの膝掛けをもらっています。
なぜか?って、それは、服を汚さないためです。飲んだり食べたりすると、こぼしたりする可能性がありますからね。列車の揺れで…
そのときのための、エプロン代わりと言った感じです。
 今回も色々と客室乗務員の方とお話をしましたが、いつも思うのが、鹿児島の人と話しているような気がします。話をし終わった後、どこなのだろうか?と切符を見ると、鹿児島のハンコが…
九州へ旅立って、話をして盛り上がってしまうのが、いつも鹿児島の人でした…
博多の人もいるのですが、土地柄のせいなのか…。
わたくしの場合は、鹿児島の人に縁があるみたいな感じです。

列車は阿久根駅付近に来ました。
これが最後に見る東シナ海です。また、787系の車内から、この東シナ海を望むことが出来るのでしょうか?

 しかし、このように見ていますと、本当に787系「つばめ」からこの景色が見れなくなるんだ…と思うとブルーな気持ちになりますよね。
これは、実際に行って、この景色を見れば、素晴らしさが確実に分かります。
 阿久根駅に着きました。
これまでいろいろな駅に下車したので、このように通過していても、いろいろな思いがこみ上げてきます。

この駅を出ると、東シナ海と別れました…
 最後の海の景色…。
それは、八代海です。島々に囲まれたこの八代海は波が穏やかです。
でも、青空が減り、薄曇の天候となってしまい、天草諸島もきれいに見えなくなってしまいました。
 客室乗務員に再び、ドリンクを注文しました。
先ほどの八代海沿いを走行中に、この「つばめキャンディー」をいただきました。もちろん、グリーン車の乗客だけのサービスです。これも九州でないと、手に入らないものですよね。

こちらをお土産にしても、立派な九州に行ったお土産となりますね。
このようなオリジナルの紙コップやキャンディーは、九州新幹線が開業したら、リニューアルするのでしょうか?
 八代海に別れを告げ、球磨川を渡りました。
球磨川も良い思い出となりました。

下に見える線路は、肥薩線です。急行「くまがわ」に乗った記憶が思い出されます。
 八代からは、複線となり、時速130kmで現実へと突き進んで行きます。

17時、熊本駅に着きました。あと一時間少々でこの787系ともお別れです。
熊本駅には、このようにレンガの機関庫がありました。このように古い建造物があると良いですよね。




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